痛風発作(3回目)が起きました
私の持病「痛風」のお話し。
遺伝的背景の影響で20代前半から尿酸値7.5-9.5と常に高値だったのですが、痛風発作は起きなかったためずっと無治療で過ごしていました。
これが全ての過ちで、今では早期治療をしなかったことを大変後悔しているのですが、
約2年前に右足親指付け根がパンパンに腫れる初発作を経験し、今年の4月上旬に左足親指付け根で2回目発作を起こしました。どちらも非常に痛かったのですが、特に2回目は重症で痛みは2週間程度続き、その後も1ヶ月以上違和感が続きました。
2回目発作で観念して、ついに尿酸降下薬のスタンダード「フェブキソスタット」10mgで治療を開始しました。6月中旬の血液検査で尿酸値6.0と順調に治療できていたのですが、今回、3回目の発作が右足親指付け根に起きてしまいました。
発作が起きたのには理由があり、早朝から食事も取らず夢中で仕事をしていたのですが、14時頃に1時間程度ランニングにいきました。外は35℃を超えており、脱水症状と低血糖で手が痺れてきて、フラフラで帰宅しました。水分補給と栄養補給で症状は1時間程度で回復したのですが、夜の会食でお酒をいただいたところ、翌朝に突然発作が発症してしまいました。
脱水やお酒、身体に負荷をかけ過ぎた生活が痛風発作を誘発することを、経験を通じて改めて深く理解しました。
私と同様に痛風を患っておられる方は、釈迦に説法かとは存じますが、十分にお気をつけください。
1点興味深いのが、今回の発作は症状が過去2回よりもマイルドであることです。
どうやら患部が局所的なようで、痛いですが靴は履け、歩くこともできます(痛いけど...)
本年5月より、尿酸降下薬での治療と日々の生活は摂生を心がけているので、
関節に溜まっていると推察されるMSU結晶(尿酸モノナトリウム結晶)が少しずつ溶解してきており、今回は過去の発作より剥がれ落ちるMSU結晶が少なかったのではないか、と推察しております。
ということで、3回目の痛風発作は起きてしまいましたが、治療は順調と信じて引き続き摂生した生活を心がけていきたいと思います。近年、日本人は遺伝背景で痛風発作を起こしやすいことがますます明らかになってきているので、痛風発作に悩んでいる方も少なくないかと思います。
私のタイムリーな痛風治療を公開しながら色々と情報発信していきたいと思いますので、
痛風で苦しんでいる皆様、一緒にヤツの討伐をがんばっていきましょう!