こころ温まる出来事
先週土曜日、痛風の引き金になったランニング中の出来事。
当社所在地の横浜市緑区は都心へのアクセス良好にも関わらず自然豊かで、まさに森永卓郎さんが推奨されていた「トカイナカ」の代表的なエリアです。
周辺では農業も盛んで、ランニングをしながら農家さん直売の野菜を探して回るのが楽しいんですね。
販売は無人が多いのですが、先日はたまたま生産者の方もいらっしゃって、声をかけていただきお話しをしました。
そこで、トウモロコシが獲れたてで美味しい!と、オススメされました。
無農薬栽培で3本250円、破格のお値段だったのでぜひ購入したかったのですが、残金は200円。やんわり断るため「お金ないんですみません」と切り出したら、「お金いいから、今度また通りかかった時でいいから持っていって!」と驚きの提案をいただきました。「顔見れはいい人かどうかわかる」「日本人は信用している」と嬉しいお声もありました。
お生まれが韓国とのことで、旦那さんが日本人、お子様も3人で日本生活も長く、日本も日本人も大好きと仰っていました。令和の日本でツケ払いを気持ちよく提案されるとは思いもよらず、とても嬉しい体験でした。
結局200円支払って3本購入させていただき、翌日に痛風発作だったのですが50円を支払いに行きました。もちろん、その農家さんのファンになりましたので、今後もぜひ色々購入させていただきます!
まさに「損して得取れ」を教えていただきました。
金額は小さなお話しですが、農家さんのご対応には営業の本質が詰まっていると思います。
商品・サービス性能やブランド力も重要ですが、人柄や相手を思いやる心はもっと重要であると私は考えます。なぜらな、顧客をファン化することが最も持続的な売上UPにつながるからです。
強固な信頼関係があれば、価格差や性能差を覆せるチャンスが十分にあります。逆に言えば、信頼関係が希薄だったり「あの人(会社)なんか嫌だな....」と思われてしまえば、金の切れ目が縁の切れ目で、スイッチングコストが極端に下がってしまうものです。
私も農家さんを見習って、温かい心でビジネスに励んでいきたいと思います!